髙瀬ほりだし処(セレクトショップ)事業
1.事業内容等
■ 事業内容
- 5つの市民グループが商店街のお店を回り、売りたい、買いたいと思う商品をセレクトして、空店舗でお店を開く。
- 各グループは準備・片付けを1週間、営業を3週間行う。
- 商品は「商店街からセレクトした商品」と「各グループが企画した商品」を販売する。
■ 事業目的
- 多彩な人材の集積を図ること
- 商業者の意識を高め前向きの行動に結び付けること
■ 活用制度
- 商店街等活性化事業(活性化対策)補助金(経済産業省)
2.事業の流れ
1
検討会議
- 各グループが商店街のお店を回り、自分たちが欲しい、買いたい商品を写真に写してくる。
- 話し合いを重ねて、販売したい商品をセレクト。
2
お店づくり(開店準備)
- グループメンバーと商業者が一緒に商品を陳列
- 商店街のセレクト商品に各グループの自主企画商品も加えて売場を構成
3
開店・営業
- 専修大学玉名高校、九州看護福祉大学、髙瀬商店会若手商業者、生活研究グループ(主婦)、玉名女子高校の順番でお店を営業。
- 各グループは準備と片付けを 1 週間、営業を 3 週間行った。
3.各グループの実績
- ■ 専修大学玉名高校
- 来店者数:約800人 売上:339,270円
- ■ 九州看護福祉大学
- 来店者数:約340人 売上:170,380円
- ■ 髙瀬商店会若手商業者
- 来店者数:約320人 売上:129,280円
- ■ 生活研究グループ(主婦)
- 来店者数:約860人 売上:432,140円
- ■ 玉名女子高校
- 来店者数:約1,350人 売上:787,580円
- ■事業で確認できたこと
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- 弁当、小分けした総菜が午前中に完売し、
よく売れた。
- 高齢者が来店して、休憩、お話を
楽しんでくれた。
4.事業効果
- 髙瀬地区(髙瀬商店会)の認知度向上に寄与した。
- 「市民参画の促進」によりソーシャルキャピタル(社会関係資本)の豊富化が図られた
- 売上、売筋商品、来店者特性等のデータ収集をしてテストマーケティングの機会になった。(成果を目に見える形にできた)
5.事業の発展形
ミニスーパーの誘致
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弁当、小分けした総菜のニーズが高いことが確認でき、商店会会員が他所でスーパーマーケットを経営する事業者に声を掛けて、「ミニスーパー」を開業。
ミニデイサービスの誘致
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高齢者を中心にコミュニティの場の必要性が確認でき、商店会会員が近郊で社会福祉施設等を経営する事業者に声を掛けて、「ミニデイサービス」を開設。前面のサロンは誰でも自由に出入り可能。
新たなソフト事業の派生
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市内の商業系のある 3 つの高校が共同参加して、髙瀬蔵で毎年開催する「高校生デパート若蔵WAKAKURA」に発展。