いさはや Third Place
創出事業

諫早市東西街区第一種市街地
再開発事業

諫早市東西街区第一種市街地再開発事業構想図

1.事業内容等

■ 実施主体

株式会社タマチ

■ 事業内容

  1. アエル中央商店街で整備される諫早市栄町東西街区第一種市街地再開発事業の商業床(東西街区1階部分)を、株式会社タマチが取得する。
  2. 株式会社タマチは商業床のテナントミックスを図り商業施設として運営、管理を行う。

■ 事業実施時期

平成31年度

■ 事業費

836,000(千円)

■ 事業目的

  • 地域が抱える「日常生活の利便性向上」「魅力の創出」等の課題解決を図ること
  • 諫早市中心市街地活性化基本計画に位置付けられる「中心市街地の生活拠点」として賑わい創出や集客力及び売上増強を図ること
  • 当該地域及び周辺地域への経済効果を生むこと

2.諫早市中心市街地

  • 人口:135,175人(H31.2.1推計)
  • 長崎県の県央(長崎市の東約25km)に位置
  • 広大な干拓地や豊かな自然に恵まれ、農業が盛ん
  • 交通結節点の利点を活かして工業団地が数多く立地
  • 中心市街地は江戸時代の宿場町を母体として、3つのエリアで構成
  • 中心市街地には諫早駅周辺エリアの「永昌東町商店街」と市役所周辺
    エリアの「アエル中央商店街」の2つの商業集積
諫早市区域面積地図

3.これまでの取組みとアエル中央商店街周辺の状況

アエル中央商店街周辺地図
※左にスクロールしてご覧ください
平成10年2月 ダイエー諫早店撤退
平成11年10月 諫早市中心市街地商店街協同組合連合会
平成11年度 いさはやアエル中央商店街まちづくり協定
平成12年度~14年度 中央商店街栄町街区アーケード改築工事
中央商店街本町商店街アーケード・歩車道改築工事
中央商店街竹の下通りアーケード・歩車・ファサード改築工事(中心市街地等中小商業活性化施設整備費補助金)
平成17年2月 諫早サティの撤退
平成18年6月 アエルいさはやの整備(戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金) 中小企業庁:平成18年全国がんばる商店街77選
平成20年12月 アエル栄の整備(優良建築物等整備事業:国交省)
平成20年度~22年度 ローカルブランド育成事業(いさはや市場)の実施(戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金)
平成23年度 「太陽光発電」「防犯カメラ」「公共無線LAN」「LED照明」による「安全安心エコ商店街づくり」
(中小商業活力向上事業費補助金)

4.商業施設コンセプト

■ 課題

1日常生活の利便性向上
不足する業種や機能の補完、充実を図ること。
2集客核の整備
アエルいさはやの他にも求心力のある核施設が必要なこと。
3回遊性の向上
立寄り、買い回りを誘発すること。
4時間消費の場づくり
居心地が良く、快適に過ごせる空間、場、機会を創出すること。
5魅力の創出
暮らしの豊かさ、賑わい、楽しさを実感できること。
6新規顧客の開拓
マーケットの縮小に備えて子育て世代等の取込みを図ること。
7ビジネス観光客の
来街促進
広域からの来街者、インバウンドの取込みを図ること。

■ 商業施設コンセプト

いさはや Third Place ~心地良さをあなたに~

■「いさはやThird Place」の骨子

※左にスクロールしてご覧ください
Place(空間) 機能 テナント(重複あり) 商業施設全てに共通する条件
人と人、人とモノが出会う場 コミュニティ
利便性
快適性
  • パン・ベーカリー(物販
  • 茶販売店
  • 菓子店
  • ファストフード店
  • いさはや市場
  • 100円ショップ
  • 呉服店
  • ドラッグストア
  • コミュニティFM局
  • ファッション雑貨
  • カフェ
  • 喜んでやってくる
  • 何も必要条件や要求がない
  • 遊びココロや楽しい会話
  • オープンで訪れやす
  • 集まる人のニーズにこたえる
  • 常連がいて新たな訪問者を惹きつける
  • あらゆる階層の人を受け入れる
  • 機嫌がよくなる
  • 同じ家に暮らす者同士
産地と食卓をつなぐ場 コミュニティ
地域性
地産地消
安全安心
  • ファストフード店
  • いさはや市場
  • 焼肉店
幸せを感じられる場 コミュニティ
快適性
福祉
健康
  • パン・ベーカリー(ベーカリーカフェ)
  • ファストフード店
  • いさはや市場(農福商連携「販売コーナー」)
  • まつ毛エクステ
  • フィットネス
  • エステ
  • カフェ

5.テナントミックス・テナント配置計画

テナントミックス・テナント配置計画

6.運営・管理

1.テナント会の設置

2.諫早市中心市街地活性化協議会との連携

3.多様な関係者との連携

  • 島原半島との連携(検討予定)
  • 農業高校とのコラボレーション
  • 島原鉄道との連携
  • 諫早干拓野菜の取り扱い
  • コミュニティFM局との連携(検討予定)
  • 365日販促カレンダー

4.福祉事業所と連携した「農福商連携」

  • 農業の労働力確保と福祉事業所の就労訓
    練の場と機会の創出が一致して農産物を
    生産
  • 商業が農産物の販売機会の提供及び販路
    開拓支援を行い「農福商連携」を構築

5.インバウンドの取込み

  • キャッシュレス決済、同時通訳器の導入(検討中)
  • 公共無線LANの整備
  • JR諫早駅・観光PRコーナーとの連携(協議予定)

7.波及効果

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エリア 波及効果 項目 金額(千円)
中心市街地 1.中心市街地を「生活拠点」として
維持、強化すること
(A) (実施1年後)再開発ビル商業施設テナントの年間売上 565,197
(B) (実施5年後)再開発ビル商業施設テナントの年間売上 600,804
2.「農福商連携」により地方都市・
中心市街地の在り方の一つを提示すること
(C) (毎年)いさはや市場内に設置する南高愛隣会の販売コーナー 3,396
3.「ビジネス観光客」の来街促進に
寄与すること
(D) (毎年)島鉄本諫早駅エリアの宿泊客による飲食 29,357
実施1年後の経済効果:(A)+(C)+(D) 597,950
実施後5年間累積の経済効果:{(A)+(C)+(D)}×4+{(B)+(C)+(D)} 3,025,357
周辺地域 4.地域主導による「エリアマネジメント」の
推進と「新たな開発」を創出すること
(E) (実施5年後[以降])諫早市栄町・商業施設開発事業(案)
※周辺地域の事業所に発注見込み
1,000,244
5.周辺地域における「経済循環」を
生むこと
(F) (初期)周辺地域の事業所へ支払われる設備投資額 78,000
(G) (毎年)周辺地域の事業所へ支払われる商品原材料等仕入額 25,800
6.周辺地域の「第一次産業の支援」に
寄与すること
(H) (毎年)いさはや市場・協力生産者への支払額 130,446
実施1年後の経済効果:(F)+(G)+(H) 234,246
実施後5年間累積の経済効果:{(F)+(G)+(H)}×4+{(E)+(G)+(H)} 2,093,474
全体 実施1年後の経済効果 832,196
実施後5年間累積の経済効果 5,118,831

■ 「いさはやThird Place創出事業(8.3億円)」に対する「事業実施後5年間累積」の経済効果

  • 中心市街地 : 3.6倍となる約30億円が投資される
  • 周辺地域  : 2.5倍となる約21億円が投資される
  • 全体    : 6.4倍となる約51億円が投資される

平成31年度 「特定民間中心市街地経済活力向上事業計画審査委員会」プレゼン資料より

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